技MIX P-3C 第5航空隊(那覇)【AC305】を作る 4

phase4:主翼の組み立て

前回の胴体の組み立てからおよそ半年もの間、作業が中断してしまったのはいくつか理由がある。まず、少し浮気心が出てしまい、他のプラモ製作に走ってしまったこと。それから、この記事を書いている過程で模型写真の撮影技術を向上させたいと感じたので、写真撮影関連の記事を執筆していたためだ。

胴体内にプロペラ回転発光ユニットの組み込みが完了した。誤って搭乗員フィギュアの首を飛ばしてしまったが、これもなんとか修復することができた。次は、主翼の組み立てに移るのだが、今回のプロペラ回転発光ユニットの動作は胴体の航空灯と、主翼のプロペラ回転及び翼端灯の発光になるのでこの主翼組み立ては全工程中、最も重要な工程であると言えるだろう。これまでの努力がここで実るか泡となるかが決まる。

実はこの主翼製作に絶対に必要なパーツをどうやら捨ててしまったらしい。再開しようとした時に発覚したのだが、プロペラ回転発光ユニットに付属している光ファイバーを梱包しているビニール袋ごと廃棄してしまったようだ。確かに、透明ビニールに細い光ファイバーが入っていても気づきにくいかもしれないが、まさかこんな下らないミスをするとは。今回のP-3C製作は呪われてるんじゃないか?と言いたくなるほど凡ミス続きである。

誤って捨ててしまった光ファイバーは代替品を使うことにする。ネットで検索したところ、ジオラマ模型用品のお店に手頃な長さと値段で売っているのを見つけた。光ファイバーの太さは、ピンバイスで翼端灯の遮光ユニットに開いている穴の大きさを測ると0.5mmが適当であると分かったので、この太さで注文した。数日で無事に届いたのでこれで作業を再開できる。

残念なことがここで一つ。この主翼組み立ての説明に使用できる写真をあまり撮ることができなかったことだ。この工程での最大の難点は胴体から伸びているユニットのコードの取り回しになるのだが、主翼内に収めようと格闘しているうちに写真を撮影するタイミングを失ってしまった。文章でなるべくわかりやすく説明できるように努力してみよう。

主翼部分の組み立てそのものはそれほど複雑ではない。主翼の下部パーツを先に胴体と接合し、ユニットを配置したら主翼上部パーツで挟み込む、それだけだ。今回の作業の難点は、オプションユニットの組み込みがなかなかシビアだという点だろうか。特に翼端灯の遮光ユニットをセットするのに手間取った。ここは先に主翼下部パーツを合わせておいてコードをどのくらい胴体から引き出しておくかを調べておくのが正解だろう。僕の場合は、コードを胴体から引き出し過ぎていたため、胴体に戻すのに手間取ってしまった。すでに胴体はしっかり接着済みの状態だなので、ピンセットで少しずつ押し込んでなんとか収めた感じだ。断線しないかとヒヤヒヤした。


モーターは逆に胴体から伸びるコードの長さがギリギリなので、エンジンの定位置までコードを千切らないようにゆっくり慎重に持ってくる。そして、光ファイバーを翼端灯遮光ユニットに挿し、翼端まで通す。光ファイバーと、翼端灯遮光ユニットの接着は説明書通りにゴム系接着剤を使用した。あまり綺麗に接着できなかったが、光ファイバーが抜け落ちないようにある程度固定できればいいか、くらいの気持ちで。


モーターをエンジン位置にセットし終えたら、最後に主翼上部パーツをはめ合わせて主翼の工作は終了となる。接着する前にユニットの電源をオンにして翼端灯と4つのモーターの作動を確認した。


続いて、モーターに被せるエンジンパーツの組み立てる。プロペラの回転はモードによっては非常に低速回転になるため、ほんのわずかな干渉でも回転が停止してしまうらしい。インストに従って、ピンバイスで3mm径に広げてやる。

エンジンパーツをモーターに被せて、組み立てたプロペラをモーターに接着する。インストにも、Amazonの商品レビューにも記述してあったが、モーターの回転軸とプロペラパーツの軸穴の太さが合っていない。要するに緩すぎるわけなのだが、ここでも合成ゴム系の接着剤を使用して接着した。プロペラ回転軸の中心をちゃんと出せないとモーターを始動させた時にバタバタとぶれるので、少しずつ調整していくわけだが、これがなかなか骨が折れる。接着剤が固着する前に中心を出しておきたいが、モーターを動かすと遠心力でずれていくというイタチごっこなわけだ。ある程度中心になったところで放置して、接着剤が固まるのを待つことにした。丸一日放置すると、程よく固まっているので、改めてプロペラの中心軸を合わせられるように調整する。


いよいよ、プロペラを付けた状態で試運転を行う。今までの動作チェックは検査モードという一斉に動作するモードでのみ行っていたが、ここで初めてシーケンス制御されたモードを試してみる。いざ動かす段階になって知ったのだが、このユニットにはデモモードという自動的に順次モーター始動〜停止まで遷移するモードと、ボタンを押すことで次の状態に移るマニュアルモードの2種が選べる。マニュアルモードにて運転開始。

台座に左右二つあるボタンの左を押すと、各航空灯のON,OFF制御、右のボタンでエンジン制御だ。航空灯は問題なく点灯した。次にいよいよエンジン制御だ。ボタンを押す度にNo.2→No.1→No.3→No.4の順にプロペラ回転を開始する。ちゃんと始動の時は徐々に動き始めるこだわりっぷりだ。そして、4発全て回転してからさらに押すとNo.4が停止する。これはフェザー動作という状態で、燃料節約のために外側の1機を停止している状態だ。さらにボタンを押し進めると、No.4再始動→No.2停止→No.1停止→No.3停止→No.4停止、となる。これは思っていた以上に心が躍る。プロペラって本当にいいもんだなーとわけのわからない感動を覚える。いつまでも回していたいが、垂直尾翼も付いていない未完成状態だ。ここから先は、キット本体のインストに従って残りの工程を進めていく。

Last updated: 13 Jan. 2016