積みプラ戦記

技MIX P-3C 第5航空隊(那覇)【AC305】を作る

phase2:胴体の組み立て①

胴体の組み立てはウィンドウの取り付けから始まる。せっかく高いプラモを作るのだから、なるべく綺麗に作りたい。そこでクリアパーツの専用接着剤を用意した。が、これは今回は使えないっぽい。試しに慎重にウィンドウのクリアパーツにヤスリがけを行った後、クリアパーツ用接着剤を用いて胴体にはめてみようとしたが、なかなかうまくいかなかった。技MIXは塗装済みキットなので塗膜の厚さ分、クリアランスに余裕がないのでパーツがはまりにくい。インストによると流し込みプラ用接着剤を使用して、塗膜とプラを若干溶かしながら接着するのが綺麗に組むコツと書いてあった。クリアパーツに関してもどうやら同様の手順を踏む必要がありそうだ。


プラ用流し込み接着剤を使って改めてトライ。窓枠にクリアパーツを乗せて浮いている状態で流し込み接着剤を隙間に流す。少し待つと接触しているプラと塗膜が溶けてくるので、タイミングを見計らって軽く押してやるとピタッとはまった。クリアパーツな上に相当小さいのでここは慎重に作業を行う。少しでも接着剤が外から見える部分にかかるとアウトだ。


一箇所ちょっと接着剤がはみ出た気がするが、なんとか無事にウィンドウの接着終了。スケールが小さく、そもそもウィンドウパーツが透明じゃないので多少しくじってもごまかしはきく。


いよいよ胴体内にプロペラ回転発光ユニットを格納する作業に入る。前述したように基盤から伸びたコードはごくわずかなハンダ付けのみで繋がっているため、力加減を間違えるとあっという間に千切れてしまいそうなほど頼りない。まずはユニット基盤を台座にセットする。その台座を胴体内仕切板パーツに接着して完成、なのだが…よくよくインストを確認したら仕切板の裏表逆に台座を接着してしまったらしい。なんてこった。


こういう凡ミスはあまりしないのだが。コードや基盤に気を取られてしまって確認を怠ったのが原因か。しばらく落ち込んだ後、このまま進めるわけにもいかないので、慎重に接着した台座を仕切板から剥がして正しい側に接着し直した。剥がした側の面は当然ながら写真のように思いっきり荒れてしまった。塗装済みキットでこんなの修正きくのか?キット買い直しまで検討したが、よくよく図面で確認すると仕切板は外からはよく見えないようだ。透明のウィンドウから覗き込めば多少は見えるかもしれないが、そもそも中はそれほど作り込まれていないし、発光モジュールの配線もゴチャゴチャ走っていてそれほど内部を覗くこともないだろうと判断し、このまま続行することにする。仕切板の荒れた面の修正も行わない。っていうかできません。


気を取り直して本作業に戻る。翼端灯をそれぞれ遮光ケースに格納する。そして、使用しない航空灯用LEDを遮光シールで覆う作業をおこなった。機種によって点滅する航空灯の使用数が異なり、今回チョイスしたノーマルのP-3Cでは一つ使用しないので光が漏れてしまわないように覆ってしまう、というわけだ。この作業は順調にいった。


最後に遮光ケースで覆った翼端灯の発光テストを実施して問題なく点灯していることを確認した。


胴体内に仕切板とユニットを格納する作業。コードに必要以上の余裕があるので慎重に仕切板の上に余剰分を逃がし、航空灯LEDを機体上部と下部の所定の位置に接着する。ここではゼリー状瞬着を使用した。なお、使用しない遮光シールで覆ったLEDについては仕切板の邪魔にならない位置にセロテープで固定した。


航空灯として機能する白色LEDの設置。小指の爪よりも小さいLEDを定位置に持って行き、なおかつ瞬着で固定するのはなかなか苦労した。コードの戻る力で位置がずれていってしまうので固着するまではピンセットで保持しておく必要があった。


航空灯用LEDを固定した後に、ユニットと仕切板を胴体内に格納、もう一方の胴体パーツと張り合わせる。こういった内臓ギミックの有無に関わらず、エアモデルの胴体を組むときにはしっかりと接着するために輪ゴムを使って圧着させるのがセオリー。この状態で約1週間ほど放置した。

Last updated: 25 Feb 2015.