積みプラ戦記

HGUC ユニコーンガンダム(ユニコーンモード) レビュー

ユニコーンガンダム(ユニコーンモード)について

ユニコーンガンダムは、第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)終結後、地球連邦軍の委託を受けたAE(アナハイム・エレクトロニクス)社が極秘裏に開発していた試作MSである。全身が純白に輝き、頭部に一本角を持つことから、通称《ユニコーン》と呼ばれるこの機体の最大の特徴は、フル・サイコフレームを採用していることである。サイコフレームは、「シャアの反乱」の時点においては、コックピットの周辺などの構造材として機体の一部に使用されていただけであったが、AE社はその後も研究を継続し、遂には当時のMSの基礎構造であるムーバブル・フレーム一式をサイコフレームによって構成する事を可能とした。そのフル・サイコフレームを採用し、従来のMSからは考えられないレベルの機体追従性を獲得している。またこの機体には、ある一定の条件の下で発動するNT-Dと呼ばれるシステムが搭載されているが、発動条件を含めたその全容は機密事項とされ、詳細は不明のままである。極めて特殊な事情を持った本機の開発プロジェクトは、各セクションにおいて高レベルの情報統制がなされており、たとえ開発に参画したメンバーであっても、プロジェクトの枠外で同等の機体を造り上げる事は不可能となっている。なお、開発途上で試作された別機体や、仕様変更された同型機の存在も、非公式にではあるが確認されている。

SPEC:
形式番号:RX-0
全高:19.7m
本体重量:23.7t
全備重量:不明
ジェネレーター出力:3,480kw
装甲材質:ガンダリウム合金
武装:
60mmバルカン砲:連邦製MSが装備する標準的な基本武装のひとつ。近接戦闘用の機銃であり、威力は決して大きくはないが、パイロットの腕次第で致命傷を 与えることも可能。
ビーム・マグナム ビーム・サーベル/ビーム・トンファー:バックパックと腕部に計4基装備している。同じユニットだが、腕部のものは装着したままビームを発振できる。さらにホルダー基部が回転し、古武術の武器「トンファー」に似た使い方が可能となる。
ハイパー・バズーカ:連邦軍の代表的なMS用兵装の同等品をユニコーンガンダム専用に仕様変更したもの。散弾をデフォルト装備の弾頭としている。様々な戦況に対応出来るようにモジュール化されており、ウェポン・プラットフォームとして専用追加装備、又は既存兵装の流用装着が可能。
シールド:Iフィールドジェネレーターを内蔵する専用の防御装備。ラッチ基部周辺にサイコフレームが配置されており、対弾性能を向上させている。
(組立説明書 機体解説より抜粋)


機動戦士ガンダムUCの主役機、ユニコーンガンダムのHGUCキット。変形ではなく変身という新しい試みが為されており、HGUCでこの変身ギミックを実現することはさすがに難しかったのであろう。モードごとに1キットという構成での発売となった。変身ギミックをオミットした分、それぞれのプロポーションがベストな状態で作られている。ここはユーザーから高く評価されているようだ。僕には少々マッチョな感じに見える。武器はそれぞれのモードで違うものが付属しており、ユニコーンとデストロイどちらも買わないと揃わないのだが、大概の人はどちらも買うのであまり問題にはならないだろう。ちなみにこの後にリリースされたRGユニコーンガンダムで1/144サイズでの変身ギミックを実現させている。すごい技術力だよバンダイさん。

ガンダムといえば、赤、青、白のトリコロールカラープラス黄色のアクセントのカラーリングで構成されているのが普通だが、本機は白を基調としており、特にユニコーンモードではバックパックや足先の紺色以外はほぼ白で構成されている。小説版ユニコーンガンダムの挿絵を見たときに衝撃を受けたのがこのユニコーンガンダムのユニコーンモードの姿だった。そしてガンダムUC関連の積みプラはそこから始まったことを思うとまさに始まりの機体といえる。

このキットをパチ組みしてから相当の年月が経っている。これは近々塗装工程に進めるつもりなので、今は薄汚れた汚い状態の写真を掲載することをお許しいただきたい。

ほとんど白一色なのでパチ組みだとぼんやりしたイメージになることは避けられない。最低でもスミ入れはしないとダメかなと思う。武器はキットで別れる。ユニコーンモードのキットに付属する武器はハイパー・バズーカとビーム・サーベ ル、シールドとなっている。

このキットの最大の謎部分である肘関節。ポージングの際に頻繁に動かすのにポリキャップをプラパーツで挟んだだけの構成。動かすとすぐに外れる。他のキットだともう少ししっかりしたつくりになっているのにこれはどうしたことか。

ビーム・サーベルを装着。なぜかこのキットのユニコーンガンダムのビーム・サーベルはやたらと短い。

白い機体を塗装するとどんな風に変化するのかが楽しみ。まずは試してみようと思います。


Last updated: 16 Apr. 2023