積みプラ戦記

HGUC リゼル(隊長機) レビュー

リゼル(隊長機)について

リゼルは地球連邦軍からの委託を受け、AE(アナハイム・エレクトロニクス)社が開発した可変量産型MSである。 MSZ-006 Zガンダムの量産化を目的とし、コスト、技術両面においてそれらを達成した本機には、一部熟練パイロット、エースパイロット向けに 用意された特別仕様機が存在する。練度の低い新人MSパイロットにも操縦出来るように、MSの限界性能をあえて引き下げる調整がなされた 一般機をベースに、スラスター推力のリミッター上限を高め、それに伴って発生する機体への負荷に耐えうるフレーム補強を行うなど、 リゼル本来が持つ機体性能に引き戻すだけではなく、より信頼性を増した再調整が図られている。なお、この機体に搭乗したMSパイロット のほぼ全てが、一般機に搭載されていた新型OSによるコントロール・サポートをカットさせ、従来のZ系MSの問題点であったピーキーな挙動 による高い操縦難度をあえて好んだ、という逸話が残っている。U.C.0096において、『袖付き』と呼ばれるネオ・ジオン残党軍との争乱の際、 背面ユニットをウェイブライダー形態時に航宙のみならず大気圏内での飛行も可能とする可変翼タイプのウイング・バインダーに換装し、 長距離支援兵器としての運用も可能な高出力ビーム兵装であるメガ・ビーム・ランチャーを組み合わせた特別仕様機が、地球連邦宇宙軍の 独立機動艦隊、ロンド・ベルに隊長機として複数配備された。

SPEC:
形式番号:RGM-95C
全高:20.5m
本体重量:28.1t
全備重量:不明
ジェネレーター出力:2,220kw
装甲材質:ガンダリウム合金
武装:
60mmバルカン砲:多くの連邦軍MSが装備する標準的な基本武装。主に牽制用として使用される。
メガ・ビーム・ランチャー:専用オプションとして設定された、長距離支援としても運用可能な高出力ビーム兵装。装備の際は背面ユニットと固定 接続し、MS本体のジェネレーターからのエネルギー供給に加え、メガ・ビーム・ランチャー本体に内蔵されたサブ・ジェネレーターが補うことにより、 高威力ながらも安定した出力と段数を誇る。
ビーム・サーベル:前腕部に各2基ずつ装備されている近接戦闘用兵器。収納部分はユニット式になっており、グレネード・ランチャーとの選択が可能。
グレネード・ランチャー:前腕部に2発ずつ装備されている近接用装備。RGZ-91リガズィ等でも採用されており、近接戦闘時での有効性が認められている。 ビーム・サーベルとの選択が可能。
ビーム・キャノン、シールド:専用の多目的防御装備。先端部分に3点バースト方式のビーム・キャノンを装備しており、ウェイブライダー形態時にはメインウェ ポン として機能する。近接戦闘時には後端部のブレードによる打突兵器としても使用される。
(組立説明書 機体解説より抜粋)


リゼルの隊長機仕様。背部にウィング形のバインダーとメガ・ビームランチャーを装備したのが一般機との違い。それだけで迫力が増して実際に強そうな印象になるね。あとは カメラアイや肩部のセンサーの色が緑に変更。識別しやすい。

一般機のキットに付属していたビーム・ライフルがオミットされて射撃武器はメガ・ビームランチャーのみ。

背面のメインスラスターがウィング形のバインダーに変更されたこともあり、一回り大きくなった感じ。

隊長機は火力支援を重視した設計で、バックパックに接続されたメガ・ビームランチャーが最大の売り。ウェーブライダー形態はノーマルよりも断然こっちのほうが格好いいと 感じます。


Last updated: 12 Apr. 2023