積みプラ戦記

HGUC ジムⅡ(デザートカラーVer) レビュー

ジムⅡについて

ジムⅡ(ツー)は、一年戦争終結後、U.C.0080年代の後半以降にRGM-79の後継機として配備された機体である。戦時下で生産された"ジム系"の機体は、設計や規 格の乱立のため継続運用にも支障をきたしていた。そこで戦後しばらくは、補充や更新に対応すべくRGM-79C ジム改の生産が継続されていた。しかし、公国系技術の吸収が一定の成果を上げ、AE(アナハイム・エレクトロニクス)社の参入などもあって、RMS-117 ガルバルディβやRMS-106 ハイザックの採用など、連邦軍全体の兵器調達体系が刷新された事もあって、"量産機"の調達はボーダレス化していった。ただし、U.C.0080年代半ば以降は、各種パーツの活用や機能向上な どを包括的に可能とする技術やノウハウの確立もあって、"ジムの後継機"開発が再び推進されることとなった。かくしてRGM-79R ジムⅡは、ジムをベースとした改装機として制式採用が決定した。図らずもジムⅡは、時期的に"ジム"の耐用年数や配置転換などが重なったこともあって瞬く間に生産数を増やし、ついには、すべて のパーツを新造するRGM-179 ジムⅡの生産が決定した。これには、公国系の機体の制式採用に対するある種の”揺り戻し”もあったようだが、実際には連邦軍内部での派閥間闘争の激化も影響していた。つまり、調達容易な機種に 対するニーズが急速に高まっていたのである。「RGM-179」は、厳密には、主に連邦軍の正規部隊やティターンズによって運用されたグリプス工廠製の新造機を指すが、調 達や部隊編成の都合などから、「RGM-79R」と同様に"ジム系"から改装された機体も皆無ではないらしい。「ジムⅡ」は、連邦軍の主力機として"ジム"に次ぐ規模で生 産され、グリプス戦役以降、U.C.0090年代後半まで稼働していた機体も確認されている。

SPEC:
形式番号:RGM-179
全高:18.1m
本体重量:40.5t
全備重量:58.7t
ジェネレーター出力:1,518kw
スラスター総推力:62,000kg 装甲材質:チタン合金セラミック複合材
武装:
60mmバルカン砲 / 胸部センサー→連邦製MSMSの標準的な構造で、60mmバルカンとメインセンサーシステムがユニット化されている。 頭部そのものが一基の自動砲台としての機能を持つとも言える。
ビーム・ライフル→ジムが標準装備としていたビーム・スプレーガンの更新兵装。生産ラインも流用されており、エネルギー供給は従来通り本体から受けているた め、 継戦能力に課題を残している。
ビーム・サーベル→斬撃用のエネルギー兵器。プラズマ状のビームを形成して対象を溶断する。ビームの発振ユニットは一年戦争以来の標準的な量産品の更新部材 を採用している。
シールド→主に実体弾などに対して有効な防御装備。“ガンダム”用の設計を踏襲した量産品であり、ほぼ同等の防御力を維持しつつ大幅なコストダウンを達成し ている。
その他:
バックパック→RGM-79D型のバックパックを基準として、センサー系の増設などを施した上で再設計されたもので、後期生産型である79C型の生産ライン をほぼ流用して 供給されている。
サブスラスター→ショルダーアーマーおよび脚部に増設されたロケットモーター。一部の機体に採用されていた開閉式のものを固定装備としたことで、生産性と整 備性を維持しな がら機動性を向上させている。
(組立説明書 機体解説より抜粋)


これまた機動戦士Zガンダムで登場した量産型MSがカラーリングを変えて製品化された。すでに型遅れなので基地防衛等の限られた用途でのみ使用されている設定となってい る。劇中での活躍がどうというよりは、世界観を広げるために貢献をしている機体と言えるだろう。
僕個人としてはプレステ2の「エゥーゴVSティターンズ」で最初の乗機としての思い出がある。 キット付属の武器構成としてはオーソドックスにビームライフル、ビームサーベル、シールドの3点セット。

この機体はある程度汚し処理をした方が見栄えが良いだろう。

Last updated: 22 July. 2018