積みプラ戦記

HGUC ギラ・ズール レビュー

ギラ・ズールについて

ギラ・ズールは、第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)終結後、AMS-119ギラ・ドーガに代わるネオ・ジオンの次期主力MSとしてAE(アナハイム・エレクトロニクス)社が開発を進めていた量産型MSである。シャア率いるネオ・ジオンと地球連邦軍の抗争が長期化した場合に備えて開発されていたが、本格的な量産体制が整う前に「シャアの反乱」が終結したため、生産計画はペンディングされていた。その後、『袖付き』と呼ばれるネオ・ジオン残党の蜂起と、それに合わせて「ジオン再興」の象徴としての次期主力量産機の必要性などから、ある程度のアップデートを経てギラ・ズールの生産が本格化することとなった。ただし、『袖付き』の規模は決して大きくはなく、軍事組織としての機能をようやく維持できる程度のものであった。そのためギラ・ズールは、新規のOS開発を含む"新規格"機としてではなく、基本的にはあくまで「ギラ・ドーガの発展強化更新型」の範疇を大きく逸脱するものではなかった。ただし、ギラ・ドーガの生産によって得られたノウハウと、数年の間に進展した部材単位での高性能化がそれなりに集積された事により、生産性や整備性は設計当初の想定よりも改善されており、機体の改造や機能の強化、追加なども比較的容易な、非常に扱い易い機体として完成することとなった。外観上もオーソドックスなジオン・スタイルにまとめられているほか、手首や胸部に『袖付き』の由来となったマーキングやエングレービングなどが施されている。運用される部隊や任務、搭乗者の階級などによって、頭部装飾や袖飾りのデザイン、ショルダーアーマーの形状などが異なるほか、長距離砲を備える大型バックパックに換装した重武装仕様機なども存在する。かくしてギラ・ズールは、高い基本性能とポテンシャルを備える傑作機となったのである。

SPEC:
形式番号:AMS-129
全高:20.0m
本体重量:21.8t
全備重量:55.2t
ジェネレーター出力:2,470kw
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
武装:
ビーム・マシンガン:銃口からペレット状のビームをマシンガンのように連射する。銃床下に、単独でも榴弾を射出可能なグレネード・ランチャー・ユニットを取り付ける事が可能。
ビーム・ホーク:近接戦闘用の斬撃・刺突ビーム兵装。ビーム・エミッターを二基内臓しており、斬撃用の鉞(まさかり)状のビーム刃のほか、貫通力の強いピック状のビームを形成でき、状況によって使い分ける事ができる。
シュツルム・ファウスト:一年戦争の頃から運用されていた使い捨ての簡易型ロケットランチャー。本来はコストパフォーマンスが高い携帯用の武装として普及したが、『袖付き』では命中精度向上のためグリップやサイトを増設している。
ハンド・グレネード:MSの腕を使って投擲する手榴弾。原始的ではあるが、あらゆる局面で一定の効果が期待できる標準的な武装。次元、磁気、接触、熱感知など複数のモードで反応する信管も装備できる。
シールド
(組立説明書 機体解説より抜粋)


ネオ・ジオンの主力モビルスーツです。ガスマスクとハーフコートを装着した軍人のような出で立ちです。キットとしては、武装も豊富で可動域も大きいのでポージングでかなり遊べるものとなっています。

脚が長くてスタイルがいいだけでなく、逞しさを感じさせるフォルムです。袖付きはマーキングシールで表現しますが、塗装に直したいです。でもこのマーキングシール、よくできてます。張りたい箇所とピッタリに作られて余白は全然ありません。ただし、曲面に貼る場合はやはり厳しいですね。また、エンブレムの凹凸はシールで隠れてしまうので精度は落ちた感じがします。

背面。バックパックはシンプルな外見ですが、連邦系と異なり、スラスターが上方に向いてるものと、小さいものが左右にもついており各方向への推進できる説得感があります。じゃあ逆に連邦系はどうやって降下するんでしょうね。

ビーム・マシンガンを装備。腰部スカートに予備弾倉をマウントできます。この予備弾倉がプラパーツの突起をスカートに空いた小さな穴に差し込む固定法ですが、これが外すとき折れそうで怖い。あと何度か抜き差ししてると確実に緩んできますので何かしらの対応は必要になるでしょう。

再び背面。腰部スカートには武装ラックを装着することができ(こちらはポリキャップで固定される)、ここにシュツルム・ファウスト、ハンド・グレネード、ビーム・ホークをマウントできます。武装をてんこ盛りに装備できるのは見た目にもいいです。

腕の可動域が広いのでビーム・マシンガンの両手で構えるポージングが可能です。

ビーム・ホーク。左は斧型ですが、さらに先端に刺突用のビームを表現できます。

頭部ヘルメットは隊長機の角突きと交換できます。ハンド・グレネードも手に持たせることができます(左)。シュツルム・ファウスト装備。脇の下に構えるスタイルとなります。


Last updated: 12 Feb. 2026