アクションフィギュアとは
Wikipediaではアクションフィギュアとは厳密な定義だと、可動関節を持った人間の人形に布製の衣服を合わせたもの。広義な捉え方をすると可動関節があるフィギュア全般ということらしいです。可動関節がある人形、これにはロボットモデルも入ります。現在ではロボットとアニメキャラクターの可動式フィギュアが大半を占めているようです。
同じフィギュアでもスタチューはその名の示す通り彫像的なフィギュアを指します。関節可動のようなギミックを備えていない代わりに、その機構の制限を受けないため滑らかな造形を表現できます。スタチューはどちらかというとかなり精巧で、大きなものを表すことが多いです。そして値段もかなり高価格帯に設定されています。いわゆる美少女フィギュアもこれに当てはまると言っていいでしょう。
話をアクションフィギュアに戻しましょう。
アクションフィギュアは前述の通り関節を備えているので、多彩なポーズを決めることができます。劇中表現でもオリジナルのポーズでも自由に表現ができます。そこに何かしらのストーリーもしくはシチュエーションを生み出せるならばそれはごっこ遊び、すなわちブンドドです。アクションフィギュアで遊ぶことは、ブンドドをすると同義であると僕は思います。
アクションフィギュアの購入
ここではアクションフィギュアの購入についての留意事項を書きます。ただアイテムを買うだけの話に留意事項などあるのかと思われるかもしれませんが、アクションフィギュア市場のほんの一部でもお伝えできるかもしれません。
この記事はあくまで業界について知識を持っていない、一購買者の視点で書いてます。実態は違う可能性があります。ちなみにアイテム収集に熱心だった頃は数日に一度くらいの頻度でネットで新発売のアイテムをチェックして情報収集をしてました。
まず第一に、アクションフィギュアで欲しいと思った商品はすぐに買いましょう。即断です。中には高額商品もあるので、じっくり検討したうえで購入を決めたいところですが、ネット通販は人気商品だとあっという間に売り切れてしまいます。組織だった転売屋が狙っていますからそれこそ瞬殺なんてケースもあります。これについては後述します。
残念ながら買い逃してしまった場合は再販を待ちたいところですが、再販されるかはメーカー次第です。彩色済み、四肢の可動ができるフィギュアは製作工程が実に複雑です。工場で大量生産しているとはいっても、多くの手作業も組み込まれています。初回の製造が終了して、売れ行き好調につき再販決定となるには一度閉じた製造ラインをもう一度稼働させるだけの手間・コストがかかります。版権の問題もあるし、樹脂成型に必要な金型にかかる諸費用やらメンテナンスの問題など。調べると再販はなかなか大変なようです。もともとの市場が小さいこともあり、メーカー側も慎重に判断すると思います。さらに入手済みのユーザーの所有満足度のために人気があるのはわかっていてもあえて再販をしない場合もあるみたいです。限定版という言葉はコレクターにとっては魔性の言葉ですね。初回製造ロットの受注数に非常に大きな影響を与えるのだと思います。
そしてフィギュアは転売屋に目を付けられやすい商品のようです。記事を書くにあたって少し調べていたら転売・せどりに関する記事が散見されました。再販されにくいということからプレミア価格になりやすく、利幅が大きいというのが主な理由のようです。人気が出そうな商品は目を付けた転売屋が先に買い占めてしまい、さらに入手困難になってしまいます。転売屋は儲けようとしているわけですから、情報収集も熱心です。メーカーもそのあたりはちゃんと心得ており、プレミアムバンダイやGOOD SMILE ONLINE SHOPのように直販サイトを設けてくれているメーカーもあります。 転売屋も入手経路は一般ユーザーと同じです。欲しいアイテムに対する情熱を情報収集に充てていただき、購入予約を取ってください。無事お目当てのアクションフィギュアを購入予約ができればひとまず安心。
次にその購入手段についてです。ネット通販と店舗購入なら圧倒的ににネット通販のほうが楽です。値引きされていることも多いし、気軽に入手できます。その反面2つほどデメリットがあります。すでに書きましたが、アクションフィギュアの製造にはけっこう手作業も入っています。それもあってか商品によって個々の品質のばらつきがあります。同じバンダイでも品質管理ができていないときは結構ひどいです。パーツの歪みや、ずれて接着されていたり。塗装のずれや歪みもあります。特に気になるのはやはり顔パーツの歪みやずれですね。塗装もずれていたりすると興ざめです。外れを引くと泣く羽目になります。自分でどうにか修正しようとしても完成品なだけに知識と技術が必要なのでなかなか簡単にはできないでしょう。
商品がブリスターパックで梱包されているものであれば外からフィギュアの出来を確認することができます。全部は無理でも顔パーツくらいは見ておいたほうが安心でしょう。。実店舗ならば実物を手に取って確認できるので通販のように届いて開梱して外れでしたという落ちは多少回避できると思います。しかし、ブリスターパックで梱包されていれば中身の確認ができますが、ブラインドの梱包ならそれもできません。その場合は諦めてください。
もう一つネット通販のデメリットはやはり転売屋が目を付けた商品の場合、あっという間に予約枠が埋まってしまう点です。予約商品を転売屋がプレミア価格で売り出してたりします。何の貢献もせずに間に入って利益を取ろうとする転売屋には本当に腹が立ちます。欲しい気持ちは痛いほどわかりますが、転売屋からの購入はなるべくやめましょう。このくらいのプレミア値なら払えるし、購入チャンスを逃すほうが損だというのがこの転売行為の成り立つ所以なわけです。成り立つということは今後も存在し続けます。旨味が多ければ参入者も増えます。中国人は人海戦術を使って買い占め行為を加速させ、さらに適正価格で購入できなくなります。それがメーカーに対するダメージになれば、アクションフィギュアそのものが姿を消すという未来すらあり得るのです。悪循環を断ち切るには断固たる態度です。
購入にまつわる諸問題はこんな感じでしょうか。お気に入りのシリーズと出会えて、続々とラインナップが増えていったときに入手困難なアイテムがあると是が非でも手に入れたいですよね。泣きを見ないためには購入のときもそれなりの行動が必要なのです。購入できる店舗も複数確保してチェックできれば購入機会を増やすことができます。転売屋に負けないように頑張りましょう。転売屋が儲かるのに協力しないようにしましょう。
Last updated: 29 May. 2024