HGUCローゼン・ズール(エピソード 7 Ver.) レビュー


劇中の機体の話としては、ネェル・アーガマからの撤収時に自ら切断した右腕にシールドユニット を直付けした状態となっている。ノーマルのHGUCローゼン・ズールとの外見の差異はこれくらいのものだが、プラモとしてみた場合はもう一つ大きな変化がある。HGUCローゼン・ズールでは大いに批判されていたランナーの成型色が変更され、アニメの設定色に近い色に修正されている。僕はそこまでアニメとの色の差を気にしていなかったが、そこを重視するパチ組み派はようやく溜飲を下げたのではないだろうか。


パチ組み

内容としてはHGUCローゼン・ズールとの差異は右腕くらいなので、2機目の同じプラモを組んでいる気分だった。ただのパチ組みの割りに変に時間がかかるのはやはりエングレービングのシール貼りの影響が大きい。シールの精度もなかなかでパーツの位置とぴったりと合うので作業をしていて気持ちがいい。が、所詮はシールなのでリアルに仕上げたいならば、ここは塗装の方がいいだろう。僕は塗装に移行する前のイメージを知りたかったので、シールは貼っておくことにしている。


評価

よくもまあここまでと言えるほど醜悪なデザインであり、いかにもな中ボス役の位置にいるローゼン・ズールな訳だが、足がスラリとしている点と巨大な肩アーマーとの対比で小顔に見えるところが少し優雅に見えてしまうのが不思議なところだ。

いかにも過ぎるデザインはとても好きになれるものじゃないが、ここで勝手な自論を一つ。
バラをイメージした意匠はパイロットのアンジェロの趣味なのだろうが、中身は特殊作戦機と言ってよいかなり硬派な仕様と言える。ユニコーンガンダムと対決することを第一にしているからだ。そういう意味では、アンジェロはフル・フロンタルに従っているただの忠犬ではない。自分の役割を理解し、忠実に実行する大したプロ根性の持ち主ではないか。ホモ・ズールという不名誉なあだ名だけで片付けるのは忍びないと思った次第だ。

Last updated: 18 Sep. 2016