HGUC アイザック/ガザC/ギラ・ドーガ(ユニコーンVer.)セット レビュー ギラ・ドーガ編


ギラ・ドーガについて

AMS-119 ギラ・ドーガは、シャアが総帥として再興した新生ネオ・ジオンの主力量産型MS(モビルスーツ)である。U.C.0080年代後半のグリプス戦役後期に原型となる機体が開発されていたと言われており、第一次ネオ・ジオン戦争(ハマーン戦争)終結時にアクシズ残党が持ち出した原型機をベースに、コックピットや機体管制などの操縦、制御系にリニューアルを施し現在の仕様となった。性能的には同時期の連邦系量産機であるRGM-89 ジェガンと同程度のスペックを持つ。本機の設計思想は、公国系MSの基礎であるMS-06 ザクⅡを踏襲したもので、MS本来の"人間の機能を拡大した機動歩兵"というコンセプトに立ち返る事を目的としていた。つまり、グリプス戦役からハマーン戦争に至る時期の万能化、多機能化に伴う恐竜的進化に対して見直しが図られた機体なのである。無論、この間の技術進展による各種パーツのスペック向上は目覚ましく、汎用MSとしては一年戦争当時とは比較にならない程の高性能機となっている。基本的な仕様は空間戦闘用で、バックパックは長距離巡航用のものをデフォルトで装備している。各種のオプションを別途装備する事であらゆる用途に投入することも可能。新生ネオ・ジオンMS部隊の中核をなす機体で、100機あまりが生産され、82機が実戦配備されていた。そのうち指揮官機は10機とされており、変更点は通信能力の強化に伴う頭部ブレードアンテナの増設程度だとされている。一部機能の強化やパーソナルカラーによる塗装も認められていた。ただし、基礎設計が古い事もあって、U.C.0093年の第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)の時期には既に旧式化しており、当時の標準的なMS部隊編成のスペックから考えれば、すでに機種転換寸前の機体であった。その一方で、新生ネオ・ジオンが短期決戦を目論んでおり、フラッグシップ機としてのMSN-04 サザビーや、強襲用MA(モビルアーマー)のNZ-333 α・アジールなどを建造する必要があり、新たに量産機を開発する余裕がなかったため、最も調達効率が良い機体として(ほぼ無償とする説もある)提供されたと言われているが、詳細は不明である。ちなみに、新生ネオ・ジオンのMS提供を請け負っていたAE(アナハイム・エレクトロニクス社)のグラナダ工場が、独自に後継機の開発を進めていたとする説もある。

SPEC:
形式番号:AMX-119
全高:20.0m
本体重量:23.0t
全備重量:50.8t
ジェネレーター出力:2,160kw
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
武装:ビーム・マシンガン、ビーム・ソード・アックス、シュツルム・ファウスト、グレネードランチャー
(組立説明書 機体解説より抜粋)


ギラ・ドーガはジオン系量産型MSという視点にたてば最も完成されたフォルムではないかと思う。闘士と呼ぶにふさわしいマッチョ体型と無骨な装備。力強さが前面に出ているのに繊細さも垣間見える。ガンダムUCでは後継機であるギラ・ズールに主力MSの地位を譲っているが、ズールは量産機なのに精鋭部隊の印象がある。ギラ・ドーガの方が、よほど主戦力っぽい。インストの機体解説の通り、正しくMS-06の後継者なのが、このギラ・ドーガであろう。
このギラ・ドーガが登場した作品「逆襲のシャア」以降、いわゆる敵陣営の量産型MSのデザインは脱ザクⅡを狙ってか大幅にデザインが変化していく。代表的なのはF91シリーズとVガンダムだが、どちらもガッカリデザインとしか思えない。敵の量産型MSがザコキャラなのは結構だが、ギラ・ドーガからの進化がこれではどうにも残念ではないか。
逆シャアは連邦のジェガンといいこのギラ・ドーガといい量産機のデザインが秀逸すぎるのかもしれない。


このキットで最も秀逸なのは頭部の造形だと思う。そして、豊富な武装が付属されており想像を掻き立てるのだが、ポージングがバッチリ決まるかというとそこはちょっと微妙。大きな(大きすぎる)シールドと大きく張り出した肩のスパイクアーマーやバーニアが制約を生んでいるのだ。頑張れば様々なポージングができそうだが、ポリキャップがヘタレそうで怖い。いずれ挑戦してみて上手くいったら追加で写真をアップロードする。

Last updated: 12 Mar. 2018