積みプラ戦記 模型撮影技術向上の研究 2

2:iPhone6カメラで撮影する


iPhone6を使用して撮影してみた。以前に手持ちの撮影機材で接写テストを行った際、iPhone4Sがとても優秀だったのを受けてiPhone6を撮影のメイン機材にしようと考えている。ネットの情報を見る限りでも、iPhone6のカメラはコンパクトデジタルカメラに匹敵する性能との情報もある。まずは、深く考えずiPhoneの標準アプリで撮影してみた。


ユニコーンガンダムは純白に近いカラーリングなのだが、照明の影響で黄色味を帯びている。照明の色をまずは考えていかねばならない。うちにあった照明器具はLED、蛍光灯、電球の3種でいずれもデスクライトだが、このうち電球が黄色味を帯びた光となるのでこれを除いてみた。写真を再度確認してみたが、やはり肉眼でみたものと少し異なっている。電球の照明を使用していないのに、なんとなく黄色味というか黄緑のような色合いを帯びている。どうやら、これはiPhoneカメラ側で自動的に補正をかけているらしい。iPhoneの標準カメラアプリでは、ホワイトバランスの調整ができない為、このままでは修正ができない。


この問題を解決できるカメラアプリはないかと検索してみたところ、ホワイトバランスや露出、シャッタースピードをマニュアル設定ができるその名も「Manual」というカメラアプリを見つけた。早速インストールして試写してみる。ホワイトバランスを調整して撮影した結果がこれだ。肉眼でみた感じにかなり近い色合いの写真を撮ることができた。

さて、写真の色合いの問題も解決できたし、うわさ通りの高画質で撮れているのでiPhone6をメインの撮影機材として撮影を開始することにした。本来の目的であった模型のポージング研究の記事を執筆すべく、撮影をおこなっていたわけであるが・・・


よくよく写真を確認すると、背景や影の部分に随分ノイズが入っているではないか。写真の丸で囲った箇所が特に分かりやすいが、全体的にザラザラとしていて、まるで絵画っぽい印象すら受ける。なぜこんな風になってしまったのかを調べてみるべく、ファイル情報を確認。シャッター速度、F値については特に気になる点はなかったが、ISOの値をみると32となっているが・・・。

そもそも写真にノイズが出るとはどういう状況なのかを考えてみよう。一番よく知られているのは高感度ノイズというものだ。暗い場所で撮影をする場合、少ない光量を増幅するためにセンサーの光に対する感度(ISO感度)を上げて、光を増幅させて撮影する。そうすることで、少ない光量でも明るい写真を撮影することができるわけだが、その代償としてノイズが発生してしまう。ノイズを低減させるにはISO感度を低く抑える必要があるのだが。

iPhone6で撮影した写真の情報にあるISO感度32というのはとても低感度な値だ。ちなみに、デジタル一眼レフカメラであるPENTAX k−xを使用してオートで撮影するとISO感度は400くらいになる。低感度の設定値にもかかわらず、このザラザラノイズは一体どういうことなのだろう。今まで学んだ知識と反するではないか。iPhoneカメラのノイズについてネットで情報を探してみたが、これだという結論は得られなかった。

iPhoneカメラについての情報はネット上にあまり出回っていない。iPhoneについての技術的な知識は皆無なので、これ以上追求することは時間的にも厳しいので止めておく。ただ、幾つかの拾ってきた情報をつなぎ合わせると、iPhoneカメラでは自動的に補正処理をしていて、その過程でこのような写真になってしまうと推測できそうだ。携帯電話に搭載されている極小サイズのレンズとイメージセンサーでかなり高画質の写真を撮影することができるが、その裏側でいろいろ処理が行われた結果、あのような結果になってしまったようだ。そしてシャッタースピード、露出、ISO感度をマニュアル設定して撮影できるアプリを使用して同条件で撮影してみても、結果は同じでザラザラの浮き出た写真しか撮影できなかった。


ノイズが判断つきやすいようにユニコーン頭部をトリミングしてみた。iPhone6のカメラで撮影すると、このノイズ問題が起こってしまう。ノイズの除去を考えるならば撮影後にPCかiPhoneアプリでノイズを含めた修正を試みる必要がある。日中の外のような明るい環境ではiPhone6のカメラはコンデジにも負けない写真が撮れるが、やはりレンズとイメージセンサーの小ささは暗い環境では思うように力を発揮できないようだ。

なるべく大きなレンズとイメージセンサーを持っている撮影機材が、薄暗い室内環境には好ましい。試す前からなんとなく予想できていたであろう結論が改めて突きつけられた。ここは一眼レフカメラのk-xに登場してもらう必要がありそうだ。次はデジタル一眼レフを使用しての撮影を研究することにしよう。

Last updated: 27 Jul. 2015.